生まれる時代をまちがえた

どうもおはようございます。変な夢を見てシャーーーンと飛び起きたおかげで頭がスッキリ晴れやかです。スッキリついでに変な夢の内容は忘れました。よくあるよくある。

そんで夢とはまったく関係なく、せっかくブログのタイトルこんなんにしたんだから私の人生の何がそんなに詰んでるのかって話をしようと筆をとったのですけれども、そもそもわりとスタート時点から詰んでおりました。

なんかルーツを辿れば漁師になるらしいんですが、何をどうしたのか私の生家はそこそこ地価が高い地域に昔からある、蔵付きのデカめの家でした。

あまりに昔から建っていて、昔の人間の身長に合わせた木造の門は朽ちて白アリに囓られておりました。幼稚園に入ったところ、周りの子供らに「あの幽霊屋敷に住んでるの！？」と驚かれました。いや君たち、人は住んでるよ。ニッサンの自家用車が門の前に止まってるやろ。

でも幽霊屋敷はあながち間違いでもなかった。そこに住む私の血縁たちは、時の流れに取り残されていたのです。50年ほど。

男系家族なわりに男は次々内臓の病で早死にし残った嫁たちが権力を争う壮絶な嫁姑戦争を生き残った曽祖母。そしてその長男の嫁でありもちろん戦争にも参加した祖母。そんな家に新たに嫁いできた母は大人しく、というか多少嫌な事があっても呑み込んで流されるタイプの人でした。

私を産んで数ヶ月もしないうちに、屋根の上に登らされ雨樋の修理をさせられるって「多少嫌な事」ではない気もするのですが本人が甘んじて受けたのでそこは仕方のないことでしょう。それ以来、偏頭痛で苦しんでいるようですが、戦いもせず受け入れてしまった結果です。みなさん嫌な事は嫌って言いましょうね。10年後にこっそり娘に愚痴ってもどうにもなりませんので。

そんな母親ですから、戦ってくれなかったんですよね。

「子供が風邪を引いたらどうする」「嫁は家事をすべし」って姑たちが私を布団でぐるぐる巻きにして、公園デビューも許されず、屋根の下で育てた結果、ものすごく肌の弱い子供が出来上がりました。

私の血縁のみなさんは「子供体温」と言われるほど子供があたたかく、むしろ大人より布は一枚少なくていい事を知らなかったようです。時代遅れですねー。

医者曰く「原因がさっぱりわからないけどたぶんそれでしょう」との事なので真偽のほどは定かではありませんが、日傘という文化に触れて愛用するようになった結果さらに肌が弱くなったのでたぶんそれでしょう。

具体的にどんなのかと言いますと。

・直射日光を浴びているとものの10分で皮がむけるほど焼ける。ついでに髪も焼けて脱色したみたいになる。

大人になればなるほど顕著になりました。日光が苦手だからと避け続けていたせいでしょう。光合成、だいじ。

・寒冷じんましん&海水じんましんのダブルパンチ。

どうやら内臓から発生するタイプらしいのですが蚊に刺されたように肌がモッコリ赤く膨れ上がりそれが全身に現れます。寒いと出ますし暑くて汗をかいてもそれが蒸発するときの気化熱で冷えて出ます。寒いと感じているかは重要ではありません。肌が冷えると出ます。アトピーのように痕が残ったりはしないのですが、だからこそ初めて見る人にはびっくりされます。海水ついでに潮風もダメです。歯に衣着せない子供たちと臨海学校行くのが辛いのなんの。

・石鹸や基礎化粧品などの大半が肌を攻撃してくる。

今はハトムギ化粧水と赤箱牛乳石鹸に落ち着きました。シャンプーはアジエンスですが未だ世界に嫉妬されません。

生家では青箱の石鹸を使っており、腕を片方洗っては流し、足を片方洗っては流しみたいなクソめんどくさい入浴方法をとっておりました。基礎化粧品も高いのから安いのまでさんざん試しました。もう冒険したくない。ついでに言うと日焼け止めもだめです。ジョンソンベビーがダメなら私は何を信じたらいいですか。日傘ですね。

肌の曲がり角なんてとっくにドリフトで90度曲がってるんです今更です。

・異常に色が白い

これは引きこもりのせいも大きいです。この美白を謳われる時代にある意味ラッキーではあるのですが、困った事が一つ。

めちゃくちゃ体毛が目立ちます。ついでに腕にあるブツブツも目立ちます。体毛は処理しろよって？私もそう思いますが剃刀負けが嫌な心となけなしの女子力がゴングを鳴らした結果、コンマ一秒で女子力が試合放棄しました。

細かい不便を挙げるときりがないのですが、恐ろしく外出に向きません。

引きこもりの運動不足からデブになった事と典型的しょうゆ顔である事を考慮すると、おそらく家に合わせて50年前に生まれるよりも平安時代に生まれていればモテモテだった気がします。現代日本では需要がないですね。詰みました。

専業主婦になろうにも、皿洗い一つでじんましん出して布団に引きこもる身体です。布団から出たくない出られない詰んだ。

赤と青の何がちがうのって聞いたとき「大きさちゃうかなあ？」って適当に答えたのはなぜだねおかあさん。そして私も何故信じた。